ローテーションの一角として期待される西武高橋光成投手(23)が27日、メットライフドームでの紅白戦に先発した。3回69球を投げ5安打2失点、3三振4四球だった。制球に課題が出たものの、直球の威力については「140キロ後半くらいは出てたんじゃないかな」と納得の表情だった。

18日にチーム練習が再開されてから、若手中心とはいえ初めての紅白戦。「力を入れすぎてしまった部分があった。めちゃくちゃ緊張して、いつもの自分じゃなかった」という。力んで球を引っ掛けてしまうことが多く、全種類試した変化球も思うように投げられなかった。新球カットボールも「あまり良くなかった。強さがなかったので見極められて、ゾーン内で勝負できなかった。もっと真っすぐに近い軌道で投げないと使えない」と反省した。

とはいえ開幕が決まり、表情も明るい。「(野球が)できることの喜びを感じながら。開幕も決まったので、少しずつ気が引き締まる思いです。1試合1試合チームが勝てる投球をする。そこに意識を向けてやっていきたい」。チーム練習再開までは、自宅で英会話の勉強や読書に励んでいたそうで「ニールと、覚えたことをどんどん話したいです。覚えたことが合っているか確認したいです」と笑顔を見せていた。