外国人選手の1軍登録枠が「4」→「5」に拡大されることは、球団史上最多の助っ人開幕8人体制を敷く阪神にとってはプラスに働きそうだ。野手では大砲ボーアが調子を上げ、三塁マルテも好調をキープ。さらにサンズも6日のソフトバンク戦で本塁打を放つなど状態は上向き。投手陣では救援で8回の男の1人として期待されるエドワーズと、中継ぎ再転向となったスアレスが安定感抜群。先発陣争いではガルシアとガンケルがいる。

矢野監督は7日の試合後「みんな使いたい。使えるだけの戦力。誰をどう使うかというのは開幕前に。(開幕直前まで)決めきれないんで、最後まで考えます」とうれしい悲鳴。「特例2020」により拡大される外国人枠をフル活用していくことになりそうだ。

これまでは出場枠、登録枠ともに4。今回、出場枠4は同じだが、登録枠が1つ増えることで2軍に落とす選手が1人減り、選択肢が増える。従来の登録枠4人の組み合わせは「投手2人、野手2人」「投手3人、野手1人」「投手1人、野手3人」のいずれか。これが5人になることで「投手3人、野手2人」「投手2人、野手3人」なども可能になる。8外国人も今季12球団最多で、助っ人たちが調子を上げているだけに、追い風になりそうだ。