開幕カードでソフトバンクに勝ち越したロッテ井口資仁監督は、イレギュラーを楽しむ心を説いた。

昨季オリックスに唯一負け越したのがロッテ。エース級と必ず当たる一方で突破口も見える。「普段ないことだが先発すべてが対戦相手。イレギュラーな中での面白さがあるんじゃないかと思うので、そこをいい形で乗り越えられたら」。この6連戦は自宅で応援するファンの声援がリアルタイムで球場に流れるシステムも導入。地の利も味方につける。

◆同一カード6連戦 公式戦で連続6日以内の同一カード6連戦は88年10月9~13日、近鉄とロッテが藤井寺、川崎で各3試合を5日間で行って以来になる。当時の近鉄は優勝争いで勢いづき、ロッテに全勝して「6タテ」を食らわせた。同一球場の主な連戦では56年9月4~6日に近鉄-東映(藤井寺)が3日連続ダブルヘッダー、57年10月11~17日に西鉄-東映(平和台)が7日間で9連戦を行っている。なお、CSファイナルでは同一球場6連戦が14年ソフトバンク-日本ハム(ヤフオクドーム)など3例ある。