#野球場観戦を待ちわびるファンへ 楽天の本拠地楽天生命パーク宮城はパ・リーグで唯一、本拠での全面天然芝を採用している。

開幕延期中も懸命な管理作業を続け、23日の日本ハム戦で本拠地開幕戦を迎える。寒冷地でたくましく根を張る緑。「球場周辺の今」とあわせてルポする。

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天然芝球場ならではの楽しみ方を知りたい! 球場と日々接する担当、管理者がおすすめポイントを教えてくれた。楽天野球団ボールパーク推進部の山県さんは「北側のバックネット裏スタンドから南側のスコアボードを望むアングルが最高です」と挙げた。「おすすめはデーゲーム、夏のナイトゲームの開場時間~試合前。フレッシュな芝に日の光が差し込み、色合いや“熱”を感じられます。試合前にまかれる水が加わるとさらにいいです」。

管理会社ワタラグリーンの東海林さんは「スマイルグリコパークの大階段上付近がおすすめです」とメリーゴーラウンド近くのエリアを推した。「狭い空間に缶詰め状態が続きストレスがすごかったので、つい背伸びしたくなります」。自分だけのスポットを見つければ、観戦の魅力は何倍にも膨らむ。記者は観覧車の頂上付近。スタンドのファンと天然芝が一体となる絶景が見渡せる。