楽天が所沢に潜む2人の「天敵」につかまり、連勝は5で止まった。

1人目はメヒア。1点を先制直後の4回に同点適時打。再び1点を勝ち越した直後の5回には2点適時打を許した。今季の対戦成績は打率3割9分4厘、6本塁打、14打点。先発塩見に限れば6打数5安打、打率8割3分3厘、1本塁打、5打点とはね上がる。8月30日の前回対戦では2点リードの9回、守護神ブセニッツが2ストライクから逆転3ランを被弾。悪夢を払拭(ふっしょく)できなかった。

2人目はスパンジェンバーグ。同点の7回に牧田が決勝の勝ち越し適時打を打たれた。対戦成績は打率4割7厘、1本塁打、11打点。山賊打線が誇る助っ人2人に計4打点を許した。三木監督は「ちょっと同じバッターに打たれすぎな感じがある。今日も対策はしているが、しっかり対策をしていかないと」と頭を悩ませた。2カード前に2勝1敗とした首位ソフトバンクと、前カードで3連勝した2位ロッテがつぶし合う中、シーソーゲームを落とし、上位とのゲーム差を縮めることができなかった。