中日平田良介外野手(32)が開幕スタメンへ前進した。ヤクルト戦に「5番・DH」でスタメン出場。初回、ヤクルト先発奥川から先制1号3ランを放つなど2打数2安打2四球3打点と存在感をみせた。
「強くボールを打ちにいった結果、反対方向に飛んだ。打った瞬間に本塁打かなと思った。いい結果になって良かった」
初回2死二、三塁。カウント2-0からのストライクゾーンへの奥川の直球を見逃さなかった。16年目のベテランは、初対決で強烈な1発を見舞った。
2、3打席目では四球を選び、7回には二塁内安打で締めた。打率も2割3分8厘へ上昇。昨季、右肘痛や下肢コンディション不良で55試合出場に終わった。今年のキャンプでは、これまで認められていた2軍でのスロー調整を剥奪され、1軍でキャンプイン。右翼定位置も競争下にさらされたが、オープン戦仕上げの段階で、しっかり状態をあげてきた。
「確実性を上げていきたい。そこが開幕までの課題」
平田の開幕1軍スタメン発進が見えてきた。【伊東大介】