巨人戸郷翔征投手(20)が楽天田中将大投手(32)との“競演”から学びを得た。

開幕前最後の登板で、3回2安打無失点。「見て学べることがたくさんあった。素晴らしい投手と戦えるというのはうれしいこと。やっぱり野球って楽しいんだなと思いました」とほおを緩めた。

最速151キロの直球とフォークを武器に楽天打線を封じた。毎回の3奪三振で、うち2つを決め球フォークで仕留めた。「フォークはいい落ち方をしていたので、1つ安心できる球ができた。開幕を前にしていい状態で終われたんじゃないかと思う。(仕上がり具合は)完璧に近いんじゃないか」。オープン戦3試合で計14回を投げ、奪三振数はイニング数を超える16をマーク。現在の状態に手応えをつかんでいる。

開幕2戦目の27日DeNA戦(東京ドーム)での先発登板が内定している。「1試合1試合、課題を持って、いい状態で毎試合臨めれば」とシーズンを見据えて引き締めた。【小早川宗一郎】

▽巨人高梨(昨年7月にトレードで加入して以来、初の古巣対戦) しっかり抑えて、元気でやっている姿を見せたいと思っていた。いい状態で開幕を迎えられます。