ロッテが、イースタン・リーグ15連勝を目指し、楽天と対戦。勝てば99年の巨人以来、イースタン・リーグのタイ記録となる。ロッテは新外国人のアデイニー・エチェバリア内野手(32=ブレーブス)が「3番遊撃」でスタメン出場。楽天はルスネイ・カスティーヨ外野手(33=レッドソックス)が「2番DH」、ブランドン・ディクソン内野手(29)が「3番一塁」でスタメン出場。

【1回表=ロッテ】

平沢が初球打ちで左前打を放ち、高部、エチェバリアが四球で無死満塁の好機も、福田光が投ゴロ併殺、井上が三振で無得点。

【1回裏=楽天】

カスティーヨが直球をピッチャー返しの中前打。ディクソンもお手本のような中前打でチャンスを広げたが、続く和田、内田が連続三振。

【2回表=ロッテ】

捕手登録ながら、左翼で出場の宗接が、1死から低めの変化球を技ありの右翼線二塁打も無得点。

【2回裏=楽天】

足立のゴロを捕った石崎の送球がややそれ、一瞬ヒヤリで苦笑。2死から沢野が右前打も無得点。

【3回表=ロッテ】

平沢の左中間への飛球を中堅和田がランニングキャッチ。2死からエチェバリアが左中間への二塁打を放つも、福田光が中飛で無得点。

【3回裏=楽天】

遊撃のエチェバリアが、堀内の二塁ベース寄りのゴロを軽快に処理。カスティーヨは外角のスライダーを空振り三振、ディクソンの一塁ファウルゾーンの飛球を一塁福田光と二塁の平沢がぶつかりながら、福田光が捕球。3回を終わって、0-0。

【4回表=ロッテ】

先頭の「アジャ」井上の高々と上がった飛球を二塁の水上が落球し、井上は一気に二塁へ。1死一、二塁の好機も佐藤都、西巻が凡退で無得点。

【4回裏=楽天】

2死一、二塁のピンチに、ロッテは石崎から左腕の成田にスイッチ。沢野を右飛に仕留め、無失点に抑えた。先発の石崎は3回2/3を無失点。

【5回表=ロッテ】

1死から絶好調の高部が中前打で出塁し、二盗を成功。2死一、二塁の好機も「アジャ」井上が変化球を空振り三振で無得点。

【5回裏=楽天】

カスティーヨは変則左腕の成田から見逃し三振で、3者凡退で無得点。5回を終え、スコアは0-0。

【6回表=ロッテ】(2死一、二塁で弓削から鈴木翔に交代)

先頭の加藤が二塁打で出塁。1死一、三塁から、9番西巻の犠飛で1点を先制した。弓削は5回2/3を1失点で降板した。

【6回裏=楽天】(投手は成田から大嶺に交代)

ディクソンはストレートの四球、和田も四球でチャンス拡大。1死一、三塁から岩見の三ゴロの間に同点に追いつき、足立の左中間への適時二塁打で1点を勝ち越した。

【7回表=ロッテ】(投手は鈴木翔から高田に交代)

1死から福田光が四球、井上の右翼線にポトリと落ちる安打でチャンスを広げ、加藤が中飛、宗接が四球で2死満塁としたが、佐藤都が二ゴロで無得点。

【7回裏=楽天】

2死一塁から、ディクソンの右前打で一、三塁と好機を広げ、和田の四球で満塁としたが、内田が二ゴロで無得点。

【8回表=ロッテ】(投手は1死一、二塁から内間に交代)

平沢の右前打、高部の四球で1死一、二塁の好機をつくったが無得点。

【8回裏=楽天】(投手は大嶺から原に交代)

2死二、三塁から三塁の西巻の失策で1点を追加し、3-1とリードを広げた。

【9回表=ロッテ】

1死から、加藤の中前打、宗接の四球で一、二塁の好機をつくって、2死から西巻の左前適時打で1点差に迫ったが、平沢が二ゴロに凡退した。3-2で楽天が勝利し、ロッテの連勝は14でストップ。99年に巨人が記録したリーグ記録の15連勝を逃した。

【スタメン】

〈楽天〉

1(三)堀内

2(指)カスティーヨ

3(一)ディクソン

4(中)和田

5(右)内田

6(左)岩見

7(捕)足立

8(遊)沢野

9(二)水上

先発投手=弓削

〈ロッテ〉

1(二)平沢

2(左)高部

3(遊)エチェバリア

4(一)福田光

5(指)井上

6(中)加藤

7(右)宗接

8(捕)佐藤都

9(三)西巻

先発投手=石崎