阪神が接戦を制した。プロ初登板初先発の西純矢投手(19)が5回無安打無失点の好投。西純は立ち上がり、制球に苦しみ、1、2番に連続四球で無死一、二塁のピンチを背負った。だが山田哲人内野手(28)から始まる中軸を抑え、無失点で切り抜けた。2回も先頭の青木宣親外野手(39)を四球で歩かせたが、併殺などで無失点。3、4回は3人で片付け、5回でマウンドを降りた。

均衡を破ったのは、近本光司外野手(26)の一振り。5回1死でヤクルト田口麗斗投手(25)のフォークを捉え、右翼スタンドへ先制の3号ソロ。西純に勝ちをつける千金弾となった。

6回からは馬場皐輔投手(26)が登板。1番から始まるヤクルト打線を6、7回と3人ずつで完璧に封じた。投手陣の力投に応えるように、打線は7回に追加点。1死一、三塁で一塁走者の近本が二盗を仕掛け、防ごうとしたヤクルト中村悠平捕手(30)が二塁へ悪送球。ボールが中前に抜ける間に、三塁走者が2点目のホームを踏んだ。

8回からは岩崎優投手(29)が登板。2死から代打の西浦直亨内野手(30)に初安打を許し、一、三塁から中村に適時打を打たれて1点差に迫られた。だが8回にジェリー・サンズ外野手(33)が10号ソロで、貴重な3点目のソロ。9回はロベルト・スアレス投手(30)が締め、ヤクルトを振りきった。

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