緊急先発した西純矢投手(19)が、3回4安打3失点と粘投した。降板後は球団を通じて「前回の登板に比べるとボールは操れていたと思うのですが、打者に対して向かっていく投球ができませんでした。チャンスをもらった中で長いイニングを投げることができずに悔しいですし、チームにも申し訳ないです」とコメントした。

この日先発が予定されていたガンケルが喉の痛みなどを訴え、新型コロナウイルスの検査で陰性と判定されたが、念のため先発を回避。急きょ回ってきた出番で、4年連続日本一の強力打線に立ち向かった。

初回先頭の三森に中前打を浴びると、1死二塁から栗原の左前適時打で先制を許した。なおも2死満塁から甲斐に左翼へ2点適時打を浴び計3失点。2回は1死から三森に四球を与えたが、二塁手北條の好守備にも助けられ無失点でしのいだ。3回も先頭の柳田に四球を与えたが、真砂、中村晃を打ち取り、最後は前日2本塁打を放った甲斐を空振り三振に仕留めた。

直後の3回の攻撃で代打木浪を送られ降板。5月19日ヤクルト戦(甲子園)でプロ初先発初勝利を上げた右腕は、粘りの投球で初回の3失点にとどめた。