阪神は6日のソフトバンク戦で、前日5日に発表していた予告先発投手をガンケルから西純に変更した。ただ、投げないはずのガンケルは1軍の出場選手登録から抹消されず、ベンチ入りメンバーにも入っている。

セ・リーグのアグリーメントには「予告先発投手制度の実施方法」という項目がある。それによると、やむを得ない事情での予告先発投手の変更を認めている。ただし「変更された投手は、当日のベンチ入り人数(最大26名)に含めるが、出場できない。出場選手登録抹消もできない(翌日以降ならば可能)。その日ベンチ入りできる実際の選手は、最大25名となる」と定めている。

この日のケースに当てはめると「予告先発投手の変更は認める。ただし、戦力とならないガンケルは、1軍ベンチ入りメンバーに入れなければならない。代わりの選手を補充することは認めない」ということになる。

ガンケルは5日に喉の痛みと頭痛を訴えて、兵庫・西宮市内の病院で核酸増幅法による検査で新型コロナウイルス陰性と判定された。今回は念のための登板回避で、喉に軽度の痛みが残るものの、発熱などその他の症状はないという。【記録室 高野勲】