前日の悔しさを晴らした。ヤクルト青木宣親外野手は8回無死一、二塁で西武宮川の初球真っすぐを捉えた。

「ここで打てば必ず勝てる」。右中間への二塁打は逆転の決勝2点打になった。「昨日の負けを引きずりたくなかったので」。5日は勝利目前の9回に4失点して負けた。1点ビハインドの終盤に4点取ってひっくり返す。同じことをやり返した。

5月26日に日米通算2500安打を達成し、この神宮6連戦は4試合連続マルチ安打の打率5割7分1厘。交流戦は開始された05年から思い出深い。「2年目でちょうどブレークした年。交流戦をきっかけにレギュラーとポジションをつかんだ。大きなポイントになる戦いだった」。例年この時期に状態が上向きになる。この日も3安打で、交流戦打率ランクは4割3分2厘の2位タイに上昇した。

チームは3カードぶりに勝ち越して交流戦勝率5割。「1つ1つ勝って、その先に優勝なんてあったら一番いいんですけど」。残す敵地6連戦に弾みを付けた。【鎌田良美】

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