ロッテは14日、有吉優樹投手(30)との交換トレードで、DeNA国吉佑樹投手(29)の獲得を発表した。

ロッテはここまで64試合を消化し、28勝28敗8分けの勝率5割となっている。28勝のうち10勝で、救援投手に白星がついた。9イニング制で終盤勝負も多くなる中で、救援防御率は4・17とやや低調だ。唐川、沢村(現レッドソックス)、益田の「勝ちパターン」が機能した昨季と比べると、失点が多くなっている。

飛躍が期待される最速157キロ右腕の小野もここまで25試合に登板しながら、防御率は4点台と投球に波がある。長いイニングを投げられる先発石川が右肘手術で長期離脱。田中も左内腹斜筋損傷で離脱し、サイドスローの東條も投球の状態が上がらない。ハーマンらのコンディション不良もあり、リリーフは補強ポイントになっていた。

昨季もシーズン終盤に向けて、9月に巨人から沢村をトレードで獲得。3者連続三振でデビューし、CS出場を目指すチームに大きな勢いをつけた。速球とカットボールで押す長身右腕の国吉にも、リリーフでの活躍が期待される。【ロッテ担当=金子真仁】