阪神は巨人戦の試合前練習開始前に、矢野燿大監督(52)や選手、スタッフらが「クラップ・フォー・ケアラーズ」を実施した。

「クラップ・フォー・ケアラーズ」とは医療従事者への感謝の意を表すもので、約30秒間、拍手を送った。悪天候のため室内練習場での実施となったが、甲子園の電光掲示板には「#医療従事者にありがとう」と青色で映し出された。

この日の巨人戦は、新型コロナウイルスの医療従事者支援のため「HEALTH CARE HEROES GAME」として開催される。試合前練習では医療従事者に感謝を示す青色のTシャツを着用。試合中は青色基調のキャップで臨み、各塁のベースも青色にデザインされる。青色のタオルも販売されるなど、聖地が異例のブルーで彩られる。

「医療従事者ナイター」を企画立案した坂本誠志郎捕手(27)は「日常を守っていただいている医療従事者の方を、今度は僕たちの手で守っていかなければならない。何か力になれたらと選手たちで話し合った」と語っていた。感謝を胸に、2位巨人との伝統の一戦に挑む。