ソフトバンクは8日、コリン・レイ投手(31)の退団を発表した。レイは前半戦終了後に一時帰国したが、7月下旬に妊娠中の夫人が早産。体調不安などから家族との生活を優先し退団の決意を固めたという。当初は再来日しシーズン後半戦もプレーする予定だったが、レイ側の事情を球団側も了承し退団が決まった。この日、オンライン会見した三笠杉彦GMは「(一時帰国時は)日本に戻る前提だったが、夫人の緊急出産などで日本に戻る選択はできないということだった」と説明した。

レイは今季ホークスに入団。新型コロナウイルス感染拡大の影響で来日が6月にずれ込んだが、先発ローテ入りし6試合に登板、3勝を挙げていた。レイは球団を通して「先日、我々の赤ちゃんが早産で誕生したため、しばらくは家族のそばから離れることができない状況になりました」とコメントした。

後半戦の巻き返しを狙う工藤監督にとっては痛すぎる助っ人の退団となったが「いろいろと事情は聞いている。後は残ったメンバーでできることをしっかりやっていく」と話した。

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