オリックス吉田凌投手が、今季初登板を今季初勝利で飾った。5回2死満塁で、熊本での自主トレをともにした先輩の2番手山田を救援。高浜を遊ゴロに打ち取り、安達の適時打で3-2と勝ち越した直後の6回も3人で締めた。7月18日に自身のインスタグラムで今春に長女が誕生したことを明かしていた6年目の右腕は「前半戦は何もできなくて、後半戦はなんとしてもチームの勝利に貢献したいと思っていた。1試合目でそれができてよかったです」と、雨のお立ち台でファンに伝えた。

8月には、うれしい思い出がある。昨年8月15日ソフトバンク戦でプロ初勝利。15年の8月は、東海大相模(神奈川)で全国制覇を成し遂げた。今年、センバツを制した母校は新型コロナウイルス感染で神奈川大会を途中で辞退。「甲子園春夏連覇を期待していたけど、非常に残念な気持ちもあります。3年生には、次のステップでこの夏の分も晴らせるように頑張ってほしいです」。後輩への思いも込めたプロ3勝目だった。

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