日本ハムが9回、まさかの結末でサヨナラのチャンスをつぶし、引き分けに終わった。

1死一塁から郡拓也捕手(23)が左飛で凡退。スタートを切っていた一塁走者の杉谷拳士内野手(30)が二塁を回りながら、1度踏んだ二塁ベースを踏まずに一塁へと帰塁した。

左翼手のオコエからの送球を捕球した二塁手浅村が、二塁ベースを踏んでないとアピールし、杉谷はアウトになった。栗山監督の要望でリプレー検証が行われたものの、判定は変わらずゲームセットとなった。

栗山監督は試合後、このプレーについて「気持ちは分かるよ、気持ちは。野球にはルールがあるからね。どこ行っちゃったのかな…」と残念がった。そして「まあまあ、あそこって自分では踏んでるつもりなんだろうな。普通はベースから離れないか、大きく出ちゃった方が、ベース踏んで帰るって感じがあるんだけど、本人としてはベース踏んで戻っている感じなのかもしれないね。だからまあ、さっきも言った通りダメなんだよ、そんなことしちゃ。プロ野球選手が」と話した。