オリックス山本由伸投手(23)が6回を2安打無失点に抑え、自身10連勝で両リーグ最多の13勝目を挙げた。最速155キロの真っすぐを主体に9奪三振。防御率1・54、奪三振154もリーグトップの“投手3冠”だ。

▼山本が5月28日ヤクルト戦から10連勝。オリックスでシーズン10連勝以上は10年に13連勝の金子以来7人、9度目。山本はプロ5年目の23歳。23歳以下のシーズンに2桁連勝は、22歳の07年に10連勝した成瀬(ロッテ)以来で、オリックスでは58年に13連勝の秋本に並び最年少。山本は、白星のつかなかった6月25日西武戦を含めた連勝期間中の防御率が0・89。この間、相手にリードを許したのは、岸に先制弾を浴びた8月20日西武戦の3回表(3回裏に同点)しかない。また、山本は勝利、防御率、奪三振とトップ。オリックスでこの3部門がすべて1位ならば初めてになる。