新庄BIGBOSSのド派手な服装の理由とは-。午前8時48分に球場入りした際は上下とも真っ赤なジャージーを着用。午後は上下黒の装いに“お色直し”。普段から3日間の旅行で用意する服装は「6とか7とか。人がいなくても、自分なりに嫌なんすよ。ちゃんとしとかないと。そのかわり、お金なくなるなくなる。ハハハ」。笑った後で、表情を引き締め言った。「人に見られるっていう意識をしてるんで」。

この日、サブグラウンドで清宮と野村の特守を視察中に報道陣を手招きで呼んだ。「人に見られたりカメラがたくさんいたら動きって違う。捕れない打球も捕れる。自分で盛り上がる。このプレーが全国で配信されるんですから。そういう意味でも、少し協力してもらいました」。自身は現役時代、練習も見られていなければ「全くやる気なし」だったという。

派手な服装も理屈は同じで、選手へのメッセージでもある。「カッコいいチームにしたいんで。カッコいいって顔がじゃなくて、プレースタイルとか。見られていると自分で癖付けられれば、試合の中で見られているのが慣れてくる。私生活からそういう意識を持ってもらいたい」。9日以降もド派手なコーデで選手の意識改革を進めるつもりだ。