JFE東日本(千葉市)が今大会初のタイブレークを制し、優勝した19年以来、2年ぶりに初戦を突破し、2回戦進出を果たした。

3-3で迎えた10回、1死満塁からのタイブレークで、4番平山快内野手(25=東海大)が走者一掃の左越え二塁打で勝ち越すと、続く峯本匠内野手(25=立教大)が右前適時打で、一挙4点を挙げた。

チームの願いを背負った主将の一打が、試合を決めた。平山は「僕がこけたら、チームも負けると思って腹をくくった。勝敗を背負う覚悟でした」と打席に向かい、初球を振り抜いた。「8回表の1死満塁をつぶしてしまった。(右飛)そこで自分の中で中途半端にいった反省があった。次は思い切って打っていこうと思いました」と、振り返った。

JFE東日本は、優勝した19年もタイブレークで初戦突破した。落合成紀監督は「初戦を勝ったことで、選手たちは気持ち的に楽になるかと思います。2年前の流れで、のっかっていきたいと思います」。勢いにのり、頂点へ駆け上る。