西武中村剛也内野手(38)が、プロ野球選手として40代を駆け抜ける。

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3日、埼玉・所沢の球団事務所で契約更改を行い、年俸2億円の2年契約を結んだ。2000万円減額ながら、来季プロ21年目のベテランには異例ともいえる複数年契約。今季打率2割8分4厘とキャリアハイに2厘差まで迫った。ほぼ4番として打席に入り主軸を支えたが、18本塁打に「数が少ない。もうちょっと頑張れたかな」と満足感はない。

通算442本塁打で史上14人目の450本まであと8本。ただ「450は打ちたいですけど、1年間出られたら達成できる。(1年で)30本は打ちたい」とあくまでも通過点に過ぎない。「無理にホームラン狙うのがちょっと減ってきた」と、状況に応じたコンパクトな打撃が増えたことを実感しながらも、本塁打へのこだわりは変わらない。再び30本塁打を積み上げれば、夢の500本も見えてくる。

同期入団で今季2000安打を達成した栗山に続く偉業へ、40歳までの選手手形は大きなバックアップになる。渡辺GMも44歳の中日福留を引き合いに出し「クリも含めて、おかわりもその上を目指してほしい」と希代のアーチストに期待を込めた。【栗田成芳】(金額は推定)

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