西武が春の試練の週末を打破する。来季は5月1日までに3度、オリックス3連戦があり、いずれも表ローテの金土日。順当ならば、山本、宮城とリーグ制覇の原動力となった投手と対峙(たいじ)する見込みだ。
日程の巡り合わせを恨んでもしょうがない。辻発彦監督(63)は「望むところだ。どうやって(日程を)決めてるのかわからんけど、そういう形だからね。どっちにしても勝たなきゃ優勝なんかね」と話した。今季は宮城に6戦全敗。さらに山本にも5敗しており、2人に対してだけで11個の白星を献上。チーム全体での対戦成績も8勝15敗2分けと大きく負け越した。同じ轍(てつ)を踏むわけにはいかない。
今季はソフトバンクで打撃コーチを務め、秋から新しく就任した平石打撃コーチの存在も心強い。今季の反省、データも生かし、対策は入念に練っている。指揮官は「どうせ打てないなら、どうせ三振するならと考えたりもするけど、思い切ったことしなきゃね」。投手陣の踏ん張りは欠かせないが、「打って勝てなきゃいけないところもある」と力を込める。
42年ぶりの最下位からの逆襲を目指す来季。シーズンの流れを占う序盤に、王者を支えたリーグ屈指の好投手との対戦は厳しいが、逆にたたければ、大きな勢いが生まれる。辻監督は「どんな形でも勝利したい」と誓った。【上田悠太】



