ロッテ藤原恭大外野手(21)が新年に気持ちを新たにした。

入団4年目の今季から背番号「1」を付ける。「シンプルに、ロッテと言えば藤原、と呼ばれるような存在になりたい」と、昨年の契約更改時に「スターになる!」としたためた。

「タイトルをとるような活躍をして、チームを優勝に導いて、もっともっと藤原という名を世の中の人に知ってもらって、千葉ロッテマリーンズの魅力をもっともっと広めたい」

広く知られるために、格好の手本がいる。同じ背番号1をつける日本ハム新庄剛志監督(49)だ。「テレビを付けるといつも出ている印象です」と、そのパフォーマンス能力に圧倒されている。「僕も来年のオフに、テレビを付けたらまた出ていると言われるぐらいオファーが来るような選手に」。

実現させるためにも、背番号に恥じない成績が求められる。昨季は開幕スタメン起用も結果を残せず。7、8月度の月間MVPを受賞したと思ったら、9月以降は打率1割未満。ジェットコースターのような激動の1年を経て、何とか高いレベルで安定した2022年を送りたい。【金子真仁】