西武の育成ドラフト2位滝沢夏央内野手(18=関根学園)が、雪国を飛び出し入寮した。6日、埼玉・所沢の若獅子寮に入り「雪がないのが違和感がありますね。ずっと雪には慣れているので、寒さには強いかなと思います」。その後、入寮時には降っていなかった雪が午後から降りだし、地元・新潟のように雪化粧となった。

身長164センチ、体重65キロ。同じ遊撃手で前日に一番乗りで入寮した190センチ105キロの中山誠吾内野手(22=白鴎大)と比べても一回りも二回りも小さい、球界最小兵選手。「この体だからこそスピードを生かしたプレーで持ち味が出てくるので、身長はほしいですけど、スピードは誰にも負けないようにしていきたい」。12月は雪のため、室内でそのキレに磨きを掛けた。

年明けには地元の神社を参拝し、おみくじは大吉だった。「最初は苦労するけど、最終的には実るというようなことは書いてあったので、しっかり上を見ていろんなことを吸収して頑張りたい」と、背伸びをせずに支配下登録をたぐり寄せる。