ロッテの育成ドラフト4位、村山亮介捕手(18=幕張総合)が8日、さいたま市の球団寮に入寮した。

赤いボクシンググローブを持ってきた。「はめるとどんな気持ちに?」と尋ねると、無言ではめ出した。前日に、現在は活動していない母校のボクシング部関係者からもらったという。

「こんな感じで。昨日は仲間たちと遊んでました。ボクシングってやったことなくて新鮮だったんで。野球以外のスポーツも大事だと思って」

「自分、足が遅いんで、体重も重くて」

現在、体重は106キロ。課題の俊敏性を鍛えるためにシャドーボクシングに興味を持った。「やるにあたって、形も大事だと思ったので」と教師たちにお願いしてゲットした。

アジャ2世は、アジャと呼ばれる井上晴哉内野手(32)のような長距離砲になることを期待される。そのためにもまずは体にキレを出したい。

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