東都大学野球の日大は、29日から22年度の新入生の入寮を開始。39人のうち、昨春センバツ出場の鳥取城北の畑中未来翔(みくと)外野手ら8人が入寮し、30日から練習に参加した。

畑中は「1日でも早くチームの雰囲気に慣れたかった。早く野球がしたかったです」と、初日の練習を終え、緊張した表情を見せた。

午前中は先輩たちと一緒にランメニューをこなし、午後からは紅白戦を見学。「高校と全然違う。迫力があってビックリ。大人の野球を見ているようでした」と、目を輝かせた。

心に秘めた夢がある。昨春のセンバツ、初戦で三島南(静岡)と対戦。1安打2打点と活躍し6-2で勝利。2回戦進出を果たした。昨秋のドラフトで、三島南・前田銀治外野手が楽天にドラフト3位で指名された報道を見て、闘志が沸いた。「同じ舞台で戦っていた選手がプロに。悔しかった。自分もいつか同じ舞台に立ちたい」と目標に掲げた。

大学での成長を誓う。俊足巧打が持ち味だが「日大は足を使った野球をしている。もっと盗塁の技術を磨いていきたい」と意気込んだ。「これから大学でしっかり鍛えて、社会人、プロを目指せるように、取り組んでいきたい」と夢を描いた。