中日ドラフト1位ブライト健太外野手(22=上武大)が、三好とともに22日の沖縄キャンプ第5クールから2軍読谷キャンプに降格することになった。

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16日から始まった対外試合では3試合に出場し、4打数ノーヒット2三振。立浪監督は「これから試合出場機会も減る。くよくよしている場合じゃない」と、再昇格へハッパをかけた。

大学4年春に打撃が覚醒。抜群の身体能力で入団したドラ1ルーキーにファーム落ちが通告された。18日のDeNA練習試合(北谷)では、快音こそ聞かれなかったが、守備でアピール。指揮官も「脚力は魅力。走りだして途中からすごく加速する。いろいろ練習していけば、かなり楽しみな選手」と褒めていたが、ブライトは19日の阪神との練習試合終了後に、読谷キャンプ宿舎へ移動した。

キャンプ初日から中村紀打撃コーチらだけでなく立浪監督自らも指導してきた。「(ブライトの打撃の)タイミングはどちらかというと下手ではない。どうしてもバットが遅れてくる。良さを残しつつ、もう少しポイントを前で打てるように。本人に伝えている。守備でも全然下手ではない」と指揮官。

2軍は今後2試合の練習試合が組まれている。また3月5日からは10試合の教育リーグも予定。立浪監督は「また上がって来られるように。下からの推薦があれば上げる」と、あえて千尋の谷底へ落としたブライトにエールを送った。