今秋ドラフト候補で最速151キロ右腕の大経大・才木海翔(かいと)投手(3年=北海道栄)が8日、オリックス2軍戦に先発し、4回無失点の好投を披露した。

3回まで走者を出しながら要所を締め、47球で5安打3奪三振。非凡さを示したのは3回1死一、二塁だ。吉田正尚外野手を速球で詰まらせ、二塁併殺に仕留めた。球界屈指の好打者を「いいボール、投げていました」と言わしめた。特筆すべきは3回までオール直球でプロを抑えた点だ。元オリックスの山本和作監督(35)は「直球のコントロールが良かったから打ち損じてくれた」と評した。