中日柳裕也投手(27)がオープン戦3度目の先発に臨み、6回95球を投げ6安打1失点。

6回、先頭の紅林に直球をスタンドまでばれたが、2度、得点圏に背負った走者は本塁にかえさず、失点はこの1点に止めた。「自分らしくメリハリはつけられたと思う」と自己評価。「いい形でシーズンに入るためにまだやれることはたくさんある。しっかり練習して開幕に臨みたいと思います」と本番をにらんだ。

前回登板のヤクルト戦では100キロ台の新球スローカーブが威力を発揮。5回8奪三振、1安打無失点と完璧な投球を披露した。この日も4回、吉田正を107キロの新球で空振り三振に仕留めるなど効果を発揮。「(投球の)幅は広がったと思う。自信を持って選択できる」と手応えを口にした。昨季、防御率と奪三振の2冠に輝いた右のエースは万全の状態で巨人との開幕シリーズに向かうことになりそうだ。