楽天涌井秀章投手が、6回1安打1失点と試合をつくった。2軍戦で先発予定だったが、予告先発の則本の新型コロナ陽性判定を受けて、1軍で急きょ初登板。4回1死で柳田に、左翼へ先制ソロを浴びるも、カーブとスライダーを効果的に使い、丁寧にストライクゾーンを突いた。好投が報われずチームは4連勝でストップ。「開幕1軍じゃなかったのが18年目で初めてだったので複雑な思いはあった。でも与えられたところで投げるのが先発ピッチャー。勝てなかったが、仕事はできた」と前を向いた。

 

▽楽天石井GM兼監督(先発涌井の投球に)「難しいタイミングというか。ファームで先発する予定だったが、環境は違う。そういう中でしっかりとパフォーマンスを見せてくれたのは、チームにとってもすごく心強い投球内容かなと思う」