中日が今季初の5連勝を逃した。3回に逆転された後は、打線が沈黙。先発大瀬良ら広島投手陣に、4回以降は無安打に終わった。

立浪和義監督は「いずれにしても今日は点が取れなかったという話。今日はじゃない、今日もやね」と自虐を交えて惜敗を振り返った。

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3回1死一、二塁で阿部がカウント2-0から真ん中のスライダーを見逃し、4球目カットボールを引っかけ併殺打。「バッティングカウントでチャンスの時は変化球が多い。真っすぐが来てもカウント2-1。腹をくくってスライダーを狙うとかやっていかないと。いい投手になればなるほどチャンスでは打てない」と指揮官は苦言を呈した。

主砲ビシエドも得点圏打率5分9厘と低迷。試合前の打撃練習では指揮官自ら、復調へのアドバイスを送った。「2打席目(左前打)で久しぶりに雰囲気が出た。早く試合の中でつかんで欲しい」と、目覚めに期待を寄せた。

広島に勝てば、2位浮上で6年ぶりの首位奪還が目前に迫っていた。それでも昨季は借金22と苦戦した敵地で、3勝4敗と奮闘中。「打てなかったらこうなる」と立浪監督は打線の奮起を促した。【伊東大介】