阪神は先発した育成の才木浩人投手(23)が6回を投げ6安打3失点、7三振を奪った。20年秋のトミー・ジョン手術後、最長イニングで104球。打線はともに3年目の井上広大外野手(20)がバックスクリーンへの第2号ソロ、藤田健斗捕手(20)が2軍公式戦初となる1号ソロを放った。

試合は7回に2番手の岩田将貴投手(23)と尾仲祐哉投手(27)が広島打線につかまり逆転された。

平田勝男監督(62)の一問一答は以下の通り。

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-才木が6回を投げた

平田監督 「よく6回、100球を超えたけど粘ったね。よく粘ったんじゃない? ホームラン2発打たれてるけど、徐々に球数も増えてイニングも増やしてというところではよく粘ったと思うよ」

-球速も安定してきた

平田監督 「最初飛ばして、2イニング目から落ちるところもあったけど、今日はコンスタントに、本来のスタミナはまだまだだけど、粘ったという言葉があれじゃない」

-立ち位置として競争に入っている?

平田監督 「リハビリ組も外れたし、支配下の枠も少ないので、そこは結果が出ないことには支配下になれない。ファームで6回投げて支配下にすることはないので、ハードルは高いと思うからその辺だと思うよ。結果を残しつつ、まだ4月だからね。術後まだまだなんで、今の段階ではイニングと球数を増やしていって結果を徐々に出していくっちゅうところよ」

-井上がバックスクリーンへ本塁打

平田監督 「1発は見事なんだけど、そのあとがやっぱりな。1本出た後に内容がもう1つ。1本出て喜んでる段階じゃないんでね。見事なホームランだったけど、その後の内容が広大には上でレギュラーを張るぐらいの力を付けなきゃいかん。2割そこそこしか打ってないわけでしょ? 1打席目に打ったあとの内容も問われるレベルになってきたっていうことよ」

-藤田選手が初本塁打

平田監督 「健斗はバントも決めてこうやって経験しながら出していこうというところなので。今、勉強しているところ。プロ初ホームランだよ。ホームランももちろんだけど、バントとかそういう小技もしっかり決めているし。でも、キャッチャーとしてホームランやバントを決めたことより逆転されたところをキャッチャーとしての悔しさ。逆転されたっていうそっちの方よ。やっぱりそこを勉強せなあかんな」