最速155キロの新助っ投右腕がベールを脱ぐ。広島のドリュー・アンダーソン投手(28)が2日、マツダスタジアムで行われた投手指名練習に合流した。5日の本拠地巨人戦で来日初登板する見込みだ。2軍戦は3試合に先発し、16回2/3を7失点(自責6)で防御率は3・24。奪三振率は10・8と高い奪三振能力を見せつけた。昨季レンジャーズ時代には大谷翔平を3球三振に斬った男が、来日初登板へ向かう。

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着々と準備を整えてきたアンダーソンが、満を持して来日初マウンドに立つ。先発投手が参加する投手指名練習に合流し、キャッチボールや50メートル走などで汗を流した。「順調に準備が進んでいる。2軍で先発しているのでルーティンの準備はしている」。右腕は3月17日に来日。約1カ月半の調整期間を経て、1軍舞台にたどり着いた。

最速155キロの直球に加え、キレ味鋭いスライダーやカーブを織り交ぜ、打者を料理する。レンジャーズ所属時代の昨季は、エンゼルス大谷翔平を3球三振に打ち取った。決め球は150キロのストレートだった。「三振は投手にとって魅力的なこと。だが全員を三振に取ることはできない。それ以上に必要なのは、1球投げてアウトを取ること。それが究極の理想」。思い描くビジョンは明快だ。

前回登板となった4月28日のウエスタン・リーグのソフトバンク戦(由宇)では、最速152キロを計測するなど5回3失点(自責2)。5回の打席で頭部に死球を受けて交代したが「全然問題ない。後頭部だったが痛みはなかった」と不安はない。すでに2軍戦は3試合に先発しており、日本人打者に対しては「意図的にファウルで逃げる打者が何人かいた」と印象を抱いた。だが、先発投手としてやるべきことは日米で変わりはない。「自分がボールを持ってマウンドに向かう際は、チームに勝ちがつくように強い気持ちを持って打者に向かいたい」。1軍デビュー戦に向け、闘志を燃やす。

来日初登板が見込まれる相手は首位巨人だ。「巨人だけでなくいろいろなチームの打線をテレビで見ている。この打者はここが弱いだろうなと短所を見るようにしている」。剛球自慢が相手の弱点を巧妙に突き、初登板初勝利を狙う。【前山慎治】

◆ドリュー・アンダーソン 1994年3月22日生まれ。米国ネバダ州出身。17年にメジャーデビュー。メジャー通算は先発2試合含む19試合で1勝3敗、防御率6・50。持ち球はスライダー、カーブ、チェンジアップ。最速155キロ。右投げ右打ち。背番号42。趣味はゴルフでベストスコア77。190センチ、93キロ。推定年俸7700万円。

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