中日大野雄大投手(33)が阪神打線を9回完全投球。しかし、味方打線も阪神青柳から得点できず、0-0のまま延長戦に突入した。大野雄は10回2死から阪神佐藤輝に中越えの二塁打を許し、記録はストップした。

先発投手が9回完全に抑えながら延長戦に入るのは、05年8月27日西武-楽天戦の西口(西武)以来。西口は延長10回に先頭打者の沖原に右安打を打たれ、完全試合達成とはならなかった。

▽西武西口2軍監督(完全投球をしていた中日大野雄が10回に安打を打たれたことについて)「僕と一緒ですね。自分の時も0対0で延長に突入しましたが、記録よりも点を与えないことに集中していました。とにかく勝ちたかったので、10回表に1本打たれた後の方がさらにギアが入った、と記憶しています。大野投手も同じ気持ちだったんじゃないですかね」