中日ダヤン・ビシエド内野手(33)が復調の兆しをみせた。阪神戦(バンテリンドーム)の初回に4試合、16打席ぶりの安打で先制点につなげ、同点の3回は決勝の適時二塁打を放った。立浪和義監督の指導、家族の応援を力に変え、5月初のマルチ安打。1点差で逃げ切ったチームはカード勝ち越しを決めた。

立浪監督の一問一答は以下の通り。

-1点差で逃げ切った

「いい形で2点を取った。ダメ押し点がなかったのは反省点」

-松葉は4回1死二、三塁をしのぎ5回1失点

「あそこは同点を覚悟した。松葉らしい粘りの投球ができた」

-ブルペンも1安打無失点リレー

「勝っていればあのパターンでいける。そういう計算はあった」

-松葉は5回限定

「これまで5回までほとんど試合をつくってくれている。ありがたい存在。中継ぎは大変だけど。(先発に)困ったときに中3日で5回までいってくれと。そのうちあるかもしれない(笑い)」

-ビシエドが決勝打

「試合で結果が出ることが気分的にも違ってくる。ビシエドにはやってもらわないと困る。さらなる活躍を期待している」

-ビシエドに連日指導した内容は

「(体が)前に行くので、ボールとの距離が取れない。少し呼び込む間を作ろうと、練習からやっている。何よりも試合で結果が出ること。打席の中でも余裕が出れば変わってくる。いつもなら中前打の打球も詰まっていた。ある程度、捉えることができている。あれぐらいの形で待てれば長打も出てくる。本人の中ではずいぶん意識を変えてやっていると思う」

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