右膝内側側副靱帯(じんたい)損傷による離脱から40日ぶりに1軍復帰した巨人坂本勇人内野手(33)が「5番・遊撃」でスタメン出場し、第2打席で先制適時打を放った。

3回2死一、二塁。カウント2-1から西武先発隅田が投じた外角低めへの119キロチェンジアップを左前へ。実に42日ぶりの適時打に「打ったのはチェンジアップです。2アウトからつないでくれたチャンスだったので、なんとかランナーをかえしたいと思っていました。1軍に戻ってきた復帰戦で先制タイムリーが打てて良かったです」と喜んだ。

第1打席でもいきなり打った。2回先頭。カウント1-2から隅田の148キロ外角直球を、右前へ流し打ち。その球以前の4球は全て変化球だったが、直球にうまくタイミングを合わせた。場内からは大きな拍手が起きた。

坂本は4月30日、阪神戦(東京ドーム)の守備で負傷し、翌5月1日に出場選手登録を抹消された。ファームでの治療、リハビリを経て5月25日の3軍戦で実戦復帰。今月7日のイースタン・リーグ、ロッテ戦で守備でも実戦復帰を果たした。

8日の同戦では長打を含む3打数2安打で、走塁でも一塁からスライディングで本塁に生還するなど、順調な回復を見せていた。

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