中日根尾昂外野手(22)が、本格的に投手に挑戦することが決まった。13日、立浪和義監督(52)がリーグ戦再開に合わせて、外野手から投手登録に変更することを明かした。

今後は1軍に同行しながら二刀流で投手練習を進める異例のプランで、シーズン終盤での先発起用を見据える。今季終了後には、投手に専念する方向だ。

【根尾のプロ入りからの経過】

◆遊撃1本 大阪桐蔭では遊撃と投手の二刀流で注目されたが、18年のドラフト会議前日に根尾は「ショートでいきたい気持ちがあります」と遊撃で勝負することを宣言。ドラフト1位指名した中日も本人の意思を尊重した。

◆初出場 19年9月29日阪神戦でプロ初出場。7回裏から京田に代わって遊撃の守備に。

◆外野挑戦 19年秋から、出場機会を増やすため外野の練習を始める。20年8月4日DeNA戦でのプロ初先発は「1番・右翼」。同年は外野7試合、二塁2試合。遊撃の出場はなし。

◆初の開幕スタメン 21年3月26日開幕戦広島戦に「8番・左翼」で先発出場。この年は全72試合中外野手守備が61試合(他に遊撃5試合)。

◆外野手登録 昨年の秋季キャンプで就任した立浪監督が「ライトで勝負させる」と外野に専念させる方針を明かした。今季の開幕前には、外野手登録に変更。しかし4月21日に、外野で出場機会を与えられないことから、立浪監督は遊撃再転向を通達していた。

【関連記事】中日ニュース一覧