阪神近本光司外野手(27)が連続試合安打を大台の「30」に伸ばした。広島戦(甲子園)の4回に中前打で11年マートンの球団記録に並び、張本勲(巨人)、福本豊(阪急)に並ぶプロ野球5位タイに浮上。この一打を起点に一挙3得点で逆転し3連勝を決めた。
試合後の近本の主な一問一答は以下の通り。
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(テレビインタビュー)
-心境は
「記録に対しては、うーん、素直にうれしいですし、意識はしていないんですけど、こうやって記録を残すことができて、自分自身というより、周りの人だったり、知り合いだったり、いろんな連絡があって。僕も元気はもらっているんですけど、そういう人たちのためにもうちょっと頑張ろうかなと思っています」
-2死走者なしの場面だった
「2アウトランナーなしかーと思って打席に入りました」
-手応えは
「その後、連打、四球で逆転したので、打ってよかったなと」
-苦手床田から逆転。広島から今季初勝利
「野球のセオリーというか、ノーアウトでランナー出て、というのが一番点が入りやすいんですけど、難しいですけど、2アウトから点というのはチームの流れ、試合の流れを決めるので、大きかった3点ではないのかなと思います」
-球宴選出、広島戦初勝利などうれしいことが重なった
「いやあ、そんなこともないですよ(笑い)。ただ、1試合1試合積み重ねだと思うんで、長い目で見ればうれしいでしょうし、今はあんまり感じないですね、シーズンが終わってから感じることだと思います」
-記録更新が近づいて注目も。プレッシャーは
「あんまり僕、記録にこだわりないんで、正直どうでもいいんですけど。ただ、毎試合ヒットを打ちたいというのがあるんで、それの積み重ねた結果だと思いますし、記録のためにやっているわけではないんで、まあね、30まで来たんですけど、十何試合の時が一番しんどかったですね、気持ち的にも」
-それを乗り越えてレジェンドに並んだ。そのあたりはいかが
「そのあたりはいかがですか(笑い)。まあ、光栄なことだと思うんで、うーん、いまは試合終わってすぐなんで何てコメントしていいか分からないんで、まあうれしいです」
-明日に向けて一言
「僕は1年目の時から毎試合ヒットを打つことを目標にしてたんで、明日もその気持ちで、どこかで1本、いいところで1本打つために今日から準備して。明日アンダーソンなんで、しっかりチームが勝てるようにやっていきたいと思います」
(囲み取材)
-試合前は記録のことが耳に入るが、試合になれば気にならない
「いや、気になるでしょ(笑い)。気になるし、気にさせられるし、ねえ。でも、気になったところで自分のやることは一緒なんで、今日ヒット1本打つ、いいところで打つというのは変わらないんで、それはいいですね。ヒットなんで。これが何試合連続ホームランとかになったら話は変わってきますが、ヒットなんでまだいいです」
-そういう重圧の中で続いているのは自信になる
「いや記録がとかはないですね。そんだけ毎試合打てている、自分のヒットの形も自分の打ち方というのも変わっていないんで、同じポイントで打てているんで、そういうところは自分の中でいいなと思います」
-日々の準備ができている
「そうですね」
-十何試合の時が一番しんどかった理由は
「うーん、交流戦が終わってから休みがあって横浜ですね。自分の中できつかった。メンタル的にもきつかったですし、試合が空いたというのが。空いた状態からどうやって、というのが自分の中では」
-昨日雨で中止。その辺の難しさもあったか
「2日くらいは大丈夫ですよ」