全パのロッテ佐々木朗希投手(20)が、女房役に注文をつけた? 初の晴れ舞台で、初球から16球連続直球勝負で160キロ超えを連発したが、内心はというと「僕はもっと変化球を投げたかったんですけど、全然サインが出なくて…。松川のせいで打たれました」と、ロッテの同僚で、この試合もバッテリーを組んだ松川にチクリと言った。

さらに「すごい真っすぐにこだわっていたので。『打ち取れない』ってなっちゃいました。変化球投げないと、危うく終わらないところでした」。3連打を浴び、1死満塁から阪神佐藤輝の左犠飛で先制点を献上した。途中から、フォークにカーブを交えて1失点で切り抜けた。それでも、2番の巨人ウオーカーへの4球目に162キロを記録。これが、14年球宴で当時日本ハムの大谷(現エンゼルス)が記録した日本人最速に並んだ。「160キロ、とりあえず出てくれて、ホッとしています」と胸をなで下ろした。

ヤクルト村上との対決では、打席から雰囲気を感じ取った。カウント1-1から160キロの直球をライナーで打ち返され、中前へ運ばれた。「村上選手なんかは、ホームラン以外はちょっとアウトにしてほしかったなと思いました。雰囲気もすごいですし。ピッチャーライナー来たんですけど、すごい打球速かったです」。打者6人に対し23球、1回3安打1失点で終えた。

ベンチでは、他チームの選手と交流。充実の2日間を過ごした令和の怪物は、後半戦に向け「1回も抹消せず、最後まで投げきれるように頑張ります」と言い切った。

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