巨人は28日、育成選手で元オリックスの勝俣翔貴内野手(25)と支配下選手契約を結んだと発表した。背番号は「92」に決定。この日開催されるイースタン・リーグDeNA戦(横須賀)前にリモート会見に出席し、「率直にうれしいです。1軍で試合に出るため、ヒットを打つために、自分の現状を確かめながら1日1日練習してきたので、それが生かせれば良いなと思います」と喜んだ。これで巨人は支配下選手枠が上限の70人に到達した。

チーム内では19日以降、選手、監督、コーチ、スタッフ計77人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けた。その影響で、野手の層は手薄に。26日、27日のイースタン・リーグDeNA戦では、三塁手として勝俣がフル出場。広岡を除く内野が育成選手という状態だった。

勝俣は昨オフにオリックスから戦力外通告を受けて巨人に入団したが、ここまで主戦場は3軍戦。24試合で打率2割4分1厘、2本塁打、11打点だった。2軍では5試合に出場し、13打席で無安打。「チームとしては厳しい状況ですが、自分としてはこれといってないくらいのチャンスだと思う。死に物狂いでアピールしていきたい」とチャンスをつかみにいく。

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