“4番拒否打法”!? 楽天島内宏明外野手(32)が1試合2本塁打で、2年連続5度目の2ケタ本塁打に到達した。

2点を追う3回1死走者なしで迎えた第2打席。1ボールから杉山の高め149キロ直球を右翼席へ運び、9号ソロ。4点ビハインドの7回1死一塁では、ファウルで粘り、フルカウントでの10球目、津森の外角148キロ直球を引っ張り、右中間席への10号2ランとした。2発で一気に2ケタ到達。「4番は打ちたくないですけど、打っているので、そこは絶対にいきたいと思っていたので。4番は打ちたくないですよ、本当に」と打ち明けた。

普段から主砲の座を明け渡そうとしているが、後半戦7試合で30打数11安打、3本塁打、7打点。4番の仕事をきっちりと果たしている。試合中のコメントでは「高校通算0本なのにようやっとるわぁ」と感慨深げだった。

星稜(石川)から明大へ進み、11年ドラフト6位で楽天に入団。今季通算1000安打を達成し、チームには欠かせないスラッガーへと成長した。高校時代と一番変わったところは-。「そんなにないですよ。体が大きくなったくらいじゃないですか。足は遅くなりましたね。あの時の方が良かったです」と冷静に分析していた。

【関連記事】楽天ニュース一覧