中日大野雄大投手が今季2度目の完封勝利でチームの連敗を止めた。

9回4安打、103球での無失点完封。自身初のマダックス(100球未満の完封)目前の快投だったが、エースの表情は晴れなかった。「チームの柱として投げているつもり。2カ月近く勝てないのは情けない話」。6月17日巨人戦以来の5勝目を素直に喜べなかった。

最速148キロの直球にツーシームなどの変化球もさえた。2回1死一塁では梅野を内角直球で併殺に。9回無死一、二塁ではロドリゲスに対し、「思い切り狙った」とツーシームで3個目の併殺を完成させた。

この日、野手主将の大島が新型コロナウイルス感染で戦列を離脱。「大島さんはキャプテンマークをつけて、らしく引っ張ってこられた。自分が今度は引っ張っていきたい」。胸に「C」マークをつける投手主将が、復活を印象づけた。

 

▽中日立浪監督(大野雄の完封勝利に)「なかなか完封する投手が少なくなってきた中で、先発陣にいい刺激を与えてくれた」

▽中日平田(約1カ月ぶりの先発出場で初回に先制右前適時打)「「先発の大野(雄)に何とか先制点をプレゼントしたかった。できて良かった」

▽中日木下(8回にダメ押し6号2ラン)「低めのボールをうまく拾うことができました」

中日ニュース一覧はコチラ>>