やっとZOZOマリンで勝った。楽天田中将が7回を8安打3失点にまとめ、8勝目を挙げた。21年の日本球界復帰後、同球場ではこれまで5試合で0勝1敗。パ・リーグ6球団の本拠地の中で唯一白星を挙げていなかった。

ロッテ打線とは2週連続のマッチアップとなった。4回、6回ともに失点は2死から。安田に2ランされると顔をしかめた。「全体的にいまいちでした。あまりコントロールできてなかったです」と納得いく内容ではなかったが、四死球ゼロで無駄な走者を出さなかった。

ブルペンを休ませた。前カードのソフトバンク3連戦でのべ16人のリリーバーが救援。石井GM兼監督は「先発の仕事は6、7回は投げてほしいと思っている」と注文した。前夜の岸が6回、そして田中将が7回と、ベテランが役割を果たした。

高校野球では、楽天生命パークから程近い仙台育英が東北初の日本一に上り詰めた。「今度は楽天の番」と言った指揮官に、田中将は「僕もそう思ってます」と同意する。残り30試合を切って首位ソフトバンクと2・5ゲーム差の4位。「先発投手は投げられる試合数も多くない。もちろん全部勝つつもりで投げます」。変わらず頂点をにらむ。【鎌田良美】

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