今季限りで現役を引退するオリックス能見篤史投手兼任コーチ(43)が、今シリーズで初めてベンチ入りした。シーズン同様、ブルペン待機する。

能見兼任コーチは9月30日の引退試合後も、若手打撃陣に対して打撃投手を務めるなど肩を作ってきた。日本シリーズでの登板について「もし、そういう機会があったときに迷惑はかけられない」と準備を続けてきた。救援陣では宇田川、山崎颯、阿部らがシーズン終盤に台頭し、リーグ連覇の原動力になった。さらに能見兼任コーチの経験が加われば、より多彩な継投プランを持って試合に臨める。「短期決戦だからと気負うこともない。普段通りできるかどうかが大事」と言うベテランが、集大成の投球を披露する。