巨人の育成3投手が原辰徳監督(64)の目の前で猛アピールした。高卒2年目の変則右腕・笠島尚樹投手(19)と高卒ルーキーの長身左腕・鴨打瑛二投手(18)、スライダーが武器の右腕・川崎陽仁投手(18)が29日、川崎市のジャイアンツ球場の秋季練習に参加し、実戦形式のシート打撃(カウント1-1から)に登板した。

捕手のすぐ後ろで指揮官が見守る中、笠島は岡本和、吉川ら主力打者5人に19球を投げ、安打性0の2奪三振。登板後には原監督から身ぶり手ぶりを交えて助言を受け「シートとはいえフワフワした感じでした。あんなに(原監督と)ガッツリ話したのは初めて。抜け球がないようにという技術的なことと、投手は気持ちが強くなきゃいけないと言われました。今後意識していきたい」と金言を力に変える。

鴨打は、角度のある直球を披露したものの広岡にホームランは浴びるなど丸、大城ら打者6人で安打性2本、2四球。1軍の主力レベルを体感し「簡単に見切られたりしてるので、すごいなというのはありました」と実感を込めた。川崎は坂本、丸、中田、岡本和ら打者6人を相手に安打性1本、3奪三振2四球だった。

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