阪神前川右京外野手(19)が14日、高知県内のチーム宿舎で契約更改に臨み、現状維持の500万円で更改した。

21年ドラフト4位で入団。飛躍を期待されたルーキーは3月13日のオープン戦の巨人戦で、マルチ安打の鮮烈甲子園デビューを飾った。しかし、3月下旬と6月中旬、2軍戦の試合中に負傷し、離脱を余儀なくされた。それでも9月16日、ウエスタン・リーグ復帰戦のソフトバンク戦で2号ソロ放ち、完全復活をアピール。シーズン終盤にポテンシャルを見せつけた。

前川はプロ1年目を振り返り、「オープン戦で初めに出させてもらって、そこからケガがあった。その後はDHでフェニックス(リーグ)に出させてもらって、ポテンシャルはあるってことは伝えられました。(球団からは)来季はそのポテンシャルを生かせられるように、ケガをせずに、しっかり1年間戦ってということを言ってもらった。しっかり体作りを大切にしてやっていきたいと思います」と話した。目指すは2年目での1軍昇格だ。「体力も技術を伸ばすには体力も必要だと思う。まずはしっかり自分の体としっかり向き合っていきたい」と意気込んだ。(金額は推定)