日立製作所から阪神に入団し、1年目を終えた阪神豊田寛外野手(25)は現状維持の800万円でサインした。14日、高知県内のチーム宿舎で交渉に臨んだ。

逆方向の右翼にも長打が打てる即戦力外野手として、入団した。4月3日に早くも1軍昇格をつかみ期待を浴びたが、出場5試合で安打は放てず結果が出なかった。「実力の部分とか、全部の面で足りていない」と自分に厳しく評価する。

このオフの第1テーマは「体力面の強化、ケガしない体作り」だと言う。入団前に負傷した足について反省を重ね「ケガをしていたらチャンスはなくなる」とプロ野球人として、資本の体を強化していく。

東海大相模の同級生だった中日小笠原慎之介投手(25)との対戦のためにも1軍定着は絶対条件だ。「向こうは1軍にいる。僕も1軍に上がらないと対戦できない。1軍に上がって対戦できたら」。思うような結果を残せなかった1年目を糧にする。(金額は推定)

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