開幕投手に名乗りや! 阪神西純矢投手(21)が18日、高知県内のチーム宿舎で契約交渉に臨み、1550万円増の2800万円と大幅アップを勝ち取った。球団からは投打での奮闘ぶりに「自分が投げるとすごい楽しみにしてもらえるような投球とかプレーができていたんじゃないかなと言われました」と評価されたことを明かした。

3年目の今季は5月から先発ローテーションに定着し、14試合の登板で6勝3敗、防御率2・68の好成績を残した。さらに打撃では5月18日のヤクルト戦では、左越えの豪快なプロ1号2ランを放つなど、「8番打者」としての力も示した。

来季の開幕投手は、最有力候補の青柳が来春3月のWBCの侍メンバーに選出される可能性があり、前日17日に岡田監督が「WBC行って開幕は無理やろ」と話していた。西純は「(開幕戦は)先発ピッチャーとして名誉あるところ。今すぐにというのはアレかもしれないですけど、ゆくゆくは任されるピッチャーになっていきたい」と力を込めた。

オフ期間は「他の人より早く準備をして、いいアピールができるように」と、1月10日をめどにブルペン入りする予定。来季は「規定(投球回)を投げられたら、10勝も見えてくると思う。そこの2つを一番に置いてやりたい」。次代のエース候補が、来季は開幕から突っ走る。(金額は推定)【古財稜明】

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