前日19日に背中の張りを訴えていた阪神佐藤輝明内野手(23)が、ノック1時間をやり切った。秋季キャンプ最終クール2日目。午後3時からの個別練習で、三塁ノックで大粒の汗を流し続けた。

途中、右手人さし指を負傷するアクシデントがあったが、トレーナーによる応急処置を受けてノックを再開。午後3時50分頃には、同じくノックを受けていた板山祐太郎外野手(28)が練習を終了したが、佐藤輝は約10分間の“延長戦”に突入。平田ヘッドコーチ、馬場守備走塁コーチ、藤本守備走塁コーチが見守る中、最後までやり切った。

「昨日全部できなかったんで、リベンジでやりました」と振り返り「鍛えられました」と汗をぬぐった。右手の状態については「全然大したことない」と強調した。

安芸市営球場のサブグラウンドで見守った多くのファンは拍手を送り、佐藤輝も沿道のファンに向かって一礼していた。「最後まで見てくれて、ありがたいなと思いました」と感謝。前日19日は背中の張りで個別練習のノックを途中で切り上げていたが、この日は最後までやり遂げた。

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