阪神が21日、高知・安芸で行う秋季キャンプを打ち上げた。岡田彰布監督(64)は、選手個々の能力の高さをあらためて評価。シーズンでは、控え陣を含めた厚い選手層が必要になると説いた。

岡田監督の一問一答は以下の通り。

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-キャンプ期間中もしきりに「思っていた以上に選手の能力が高い」と

「そうやな。能力高いよな」

-当初は安芸で見極めたいと言っていたが

「いや、まあポジションというかな、ポジションというのはある程度、こういう形でこういう選手で…まあ、なんかあったとき用の補充やけどね。ショートしかりセカンドしかりね。そういう発想も含めて。だからそういう感覚はちょっとつかんだけどね、だいたいね。だからまあそれはまだね、これからまた2カ月あってな、選手がどれだけやって2月を迎えて。2月またね、そういう、最初のうちは反復練習の中で、実戦が始まる。そこである程度、結果を出さないと、ちょっとまだ決めれない部分はあるよね」

-守備は手応えをつかんだ。点が取れないところがチームの課題だが、手応えは

「いやまだ打つ方はまだわからない、そら」

-実戦をしてみないと

「おん、実戦やな。うーん。だから今はその点を取るとかいうか、みんな個人個人のね、バッティングの技術。技術というか、レベルを上げるという意味で。バッティングに関してはな。うーん。それは今度実戦で、実戦になってやり始めたときにどのくらいそういうな、おーん。だから俺らが助けてやって点を取らないといけない部分もあるしね。ただもうね、打って打ってホームランをね、見てるだけでもダメだと思うし。そのへんはあれやな。2月、実戦始まってからやね」

-個々のレベルが上がった

「うーん、だから、ある程度ね、打順とかいうのは役割分担やからね。だから、そのへんでね、1、2番にしても、ね、塁に出るというかね、出塁率とかそういう役割分担をはっきり決めている方がいいわね。あの、打順とかもバラバラにならんとね。そこの部分にね、割って入る選手は、またその役割分担を分かってね、そこの選手と、レギュラー争いを勝ち取るみたいなね。そんな打順をコロコロ変えるようなことはしないけどね」

-第1次政権の時も、レギュラーが調子が悪ければベンチに下げていた

「いや、そりゃ調子悪かったら下げるだけで。でも、それはだから、補充いうか。補充いうたらおかしいけどな、代わりに、代わる選手をやっぱり鍛えとかないと、なかなか、そら、代えれない。そら、ずっと調子悪いのにね、そこは使えないからね。それはその代わりの選手は、やっぱりちゃんと鍛えてね、育てないといけないと思うけどね」